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2024年02月03日

その四 プレゼン資料・・・

その四 プレゼン資料・・・このブログを始めて、今回は初めてのカラー写真のアップです。この写真をご覧になって、すぐに何であるかが分かった方は40歳代以上の方でしょうか・・・

先日、本棚の片付けをしている時に出てきました。今から30年以上前、私の修士論文の発表で使った「スライド」です。ご覧の通り、「青焼き」を施してバックがブルーのプレゼン資料です。サイズは35mmフィルムのネガと同サイズで、これをプロジェクターでスクリーンに投影してプレゼンしてました。スライドのフレームには上下・裏表を間違えないように、赤マジックで三角のマーキングがしてあります。かつてはこのような「青焼き」スライドを使ってのプレゼンが主流でした。当時、私の周りには、この「青焼き」を外注している人もいました。しかし、私が所属していた研究室では「自家制作」でした。これがなかなか手間のかかる作業で、

① 原稿を作成(今のようにPCを使っての作業はナシ、写真のスライドの地図も当然「手描き」です!)
② フジフィルムのミニコピーという超微粒子のモノクロフィルムを使って原稿を接写
③ フィルムを現像(暗室での作業、夏場はサウナ状態でした)
④ 現像したフィルムをジアゾフィルムに転写
⑤ ジアゾフィルムをカットしてフレームを装着して完成
という複数のステップで作ります。どれだけ頑張っても数時間を要する作業になります。なので・・・完成後に「間違い」が見つかると、とてつもなく凹んでしまいました。学部の卒論の発表会では、その「前日」に修正が必要(指導教員からの温かいご指摘)となり、終電直前までスライド作りをするという「憂き目」も当然のように経験しています。

ということで、プレゼン資料作成に当たって(今ではありえない)色んな経験をしてきました。レタリングをするテクニックや使いやすいペン情報などのtipsを先輩から教えてもらったりもしました。そんな影響もあってか、私がPowerPointを使ってプレゼン資料を作成する際も、当初は特に意識することなく「青地」にして資料作成してました。その頃は、プロジェクターの能力も今ほど高くはなかったため、室内の照明を落とすことが大半だったので大きな違和感はありませんでした。でも、ここ最近の5年間あたりでは、バックを「白」にしています。プロジェクターの能力が向上して室内の照明を落とす必要がなくなり、「青地」だとかえって見づらくなってきたためです。プレゼンの準備ひとつとっても、この30年ほどでかなりの変化がありました。そもそも、私自身が今でもプレゼン時に「スライド」と言ってしまいますが、PowerPointで作った資料は「スライド」なのか・・・今や、プレゼンに動画まで使用可能、デザインもas you likeでアーティスト気分、逆にプレゼン資料作成に凝りすぎて余計に時間が掛かることも・・・本末転倒?新たな悩み?

「たった1文字」の間違い・・・今だったらクリックと文字入力の数秒で決着つくことが、高々30年ほど前には数時間を要していたことを今さらながら思い出しました・・・


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